ハーブを食す

 私は今まで特に料理が上手と言われていませんでした。子ども5人のご飯を作るのに「早くて、安くて、大量に作る」ことに集中していたのもあるでしょう。そして工程の多い料理は苦手。揚げ物は作るのも食べるのも苦手。いかに片付けが簡単にできるかも大事にしています。笑

 そんな私が今はハーブ料理をこんなに身近に楽しんでいるなんて自分でも驚いています。子どもたちが巣立ったので、少し余裕が出たのかな。そして夫がハーブを面白がって食べてくれるのが幸いしていると思います。

 今までもハーブは庭にあったけれど、それを食卓に出したり、人様にお出しする考えはありませんでした。それが今はハーブ教室でお出しすると、喜びの声が聞けるのが嬉しくて楽しんで使うようになりました。もちろん私自身が「わぁ!ステキ♡」となるからでしょう。

 スーパーでハーブを見かけるけれど、量は少しなのにお値段もそれなりにします。庭にハーブを植えても使いこなせない人も多いですよね。私もそうでした。フレッシュハーブはもちろん、ドライハーブを食すのが、一番自然に自分も家族もハーブを有益に摂れるのではないかと思っています。水溶性と油溶性の両方の成分に食物繊維も摂れるのでね。

 サラダにハーブをザクザク入れたり、アクセントとして使ったり。肉や魚に、またスープや味噌汁に出汁としてもおいしいですね。お好み焼きやハンバーグ、カレーに入れるとハーブが苦手な人にも気づかれず、美味しいって言われます。ハーブの存在が見えても隠れても、私たちを幸せにしてくれます。

 ハーブ教室では、普通の家庭料理に加える、または置き換えるだけの簡単料理をお伝えしています。レッスン時のハーブランチはそんな軽食ですが、ありがたいことにとても喜ばれています。

PAGE TOP